徒然なるままに~
おくりびと桝田の活動やコラムを不定期に更新しております
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2026.6.24 納棺士になるために⑰敢えて厳しい道へ
当時の納棺会社の本部は豊橋ではありましたが、実情としては浜松事務所が売り上げ、件数ともにメインではありました
件数が落ち着いていたこともあり、じっくりとできた豊橋事務所に対し、浜松事務所は件数に対しスタッフの人数が少なかったこともあり、無茶苦茶忙しい環境でした
なので、これまでも浜松が忙しい時には応援にちょくちょく行ったものでした
もともとある程度シェアを持っていた他社の事業所を、おくりびとが引き受ける形になったことで、そのまま忙しさが継続されていた感じでした
関東中心に営業していた為、事業所の維持・管理の負荷を下げたかった旧会社と、関東から中部への進出を考えていたおくりびと側、双方の思惑が一致した面があったのだろうと思います
ただ、旧社のスタッフをそのままおくりびとのスタッフとして引き継いだことで、そのスタッフとおくりびと側のスタッフの考え方の共有に多少齟齬があると感じました
本人は納得の上という建前と、切り離されたと感じる部分に複雑な感情が芽生えたのもあるのかもしれません
当初、管理職として、環境が安全な豊橋から指示を出せば良いだろう的に考えていたのですが、デビュー間近だった浜松のスタッフの一人が旧社側のスタッフの考え方に付いていけず辞めたことで、組織的にこのままだとマズいと考え、火中の栗を拾いにいくことにしました
幸いにも豊橋には信頼のおける後輩が育っていたので決断しやすかったのもあります
普通、人事異動は上層部の判断により行われますが、この時は私の決断で行くことにしました
なので、引っ越し代を含め、何の手当も付かなかったですが、それでも行かねばと思いました
周囲からは何もわざわざ苦労しに行かなくても良いのにと言われましたが、組織を立て直す為のみならず、納棺士としてある程度実力が付いたことで、限られた期間、より厳しい環境に身を置きたかったこともあり、敢えて浜松事務所に移籍することにしました
期間は1年、この期間でどこまで組織を改善できるかわかりませんが、やれるだけのことはやろうと思いました
事前の予想通り、無茶苦茶忙しく、大変な環境で、管理業務もしつつ、スタッフのメンタルケアもしたりと、ハードな環境になりました
覚悟はしていたものの、きつい環境だったので、毎日が不安だったのを覚えています
特に大変なのは、潜在化していた問題が、顕在化していくことでした
問題の発生確率が100分の1であった場合、理論上100件以内だと発生しませんが、200件近くあると2件近く発生することになります
発生数は少なくても、その2件の対処に、心を使うことが結構苦痛ではありました
でも、決してしないと決めていたことがありました・・
2026.5.22 納棺士になるために⑯後々役には立つのだが・・・
相変わらずnoteの方にも体から湧き出る文章を色々と載せております
思考をまとめることにもなるので、ぼちぼち続けております
で、前回の話で何が起きたのか・・・
引っ張るつもりでもないのですが、私は納棺士としては結構な年齢でこの業界に入ったこともあり、恐らく、社長や上層部のスタッフたち含め、若い人の多い会社では、お鉢が回ってくるかもなとは思っていたことがありました
管理職というものですね笑
もともと、私より年下の人が管理職をしていたわけですが、上層部の意向に沿った動きがなかなか出来ないということもあり、いずれは私に任せる的なことを言われていたわけです
私自身、2年後には独立するということを伝えておりましたし、まさか、あのことが起きるとは思ってもいなかったので、そういわれても冗談半分で聞いていたものでした
ところが、時系列的には2019年10月ごろですが、今月から課長としてやってくれと言われてしまいました
何をするかは、前任者から引き継いでくれと
前任者の方は一応教えてはくれたものの、最初の30%ぐらい教えてくれたところで、いなくなりました
いなくなる前日に、私が施行に行く際、わからないことは無いか?と聞いてきたので、知っている場所なので大丈夫ですというやり取りを最後に、翌日から来なくなったので、現場は大混乱…には特にならず、彼休みだったけ?聞いてないけど、それにしては長いね、という呑気な会話を事務所でしておりました
10日ほどして、表に出られないことをしたようで、とあるところにお世話になっているという情報が入り、どうもそこで事実関係を巡り揉めているらしいと、その流れで解雇に近い対応になったようでした
年下とはいえ、いろいろと教えてもらった人で、特に特殊処置に関してはその人がしていた技術を元に格段にグレードアップしたことを今はしているので、感謝もしているのです
そんなこんなで現場をしながら、引き継げなかった残り7割を上層部に相談しながら形を作っていくのにその月は忙殺され、白髪が増えました笑
今は無いので、ストレスで白髪は増えるのだなと思った次第でした
急な、忙しさと、責任、ストレスで、心身共に追い詰められつつ、現場の経験値を高めながら、組織をまとめる役割も担うことになりました
今思えば、ものすごく有意義な経験をさせてもらったのですが、当時は早く抜け出したいが、後1年半の辛抱だと、自身を鼓舞しながら毎日を過ごしていました
そして、ついにというか、あるできごとをきっかけに、豊橋から浜松へ事務所を移籍することになります
2026.4.24 納棺士になるために⑮ようやく納棺士になったかも
久しぶりに連載をば
noteの方は私の現在の納棺スタイルを書きました
さて、どちらかというとまだまだ新人なのに、新人を教えながら、現場をこなすといいう状況が続いておりましたが、時期にして、だいたい2018年3月ごろから2019年10月ごろですが、正直施行をした実感のわかない状況が続いておりました
なんていうのか、ご葬家には喜んでいただけているようで、クレームとかも特に無いのですが、これで本当に良いのかな?というのが延々と続く感じでした
なので、まだまだ納棺士と名乗るのもおこがましいというか、恥ずかしいというか、申し訳ないという感じでした
でも、上からは三年やっているとサバを読めと言われるし、まあ、葬祭経験が豊富なこともあり、ご遺族の前では、それっぽい態度はとることが上手だったのでしてましたけど・・・自信というものは全くありませんでした
やがて、そんな感情を少しだけ癒してくれる大きな経験がありました
とある会館で納棺をしたとき、その時のご遺族から最後にこう言われたのです
「祭壇やら棺やら、品物やら、いろいろと勧められるがままに選ばされてきたけど、ようやく金額に見合ったサービスが受けられた。丁寧にきれいにしていただき、どうもありがとう」と
そのご葬家は終わるまで静かだったので、うまくできているのか不安だったのですが、最後にそれを言っていただき、その時ようやく納棺士と名乗っても良いのかなという気持ちになりました
技術的にはまだ当時課題があった部分はありましたが、振る舞いや仕上がりに向けての過程は間違ってはいないという確信は持つことができました
そうやって成長していく中で、順調にキャリアを重ねられると思った矢先、社内環境が激変する大事件が起こりました
正直、何やってるんだと思いつつ、大役を引き受けなくてはいけなくなりました~
2026.2.14 誇りを持って取り組んでいます
今更、改めて言うことでもないのですが、私は、営業トークで使うだけでなく、私は心から本気で
・おくりびとアカデミー認定納棺士【第2018082804号】
・厚生労働省認定1級葬祭ディレクター【取得番号 09-1-0582】
であることに誇りを持っています
ただ、残念なことに、取得・未取得者限らず、内部の人たちほど簡単に取れる資格だからと馬鹿にする人が多く、そういう会話を聞くと正直傷つくんですよね苦笑
もちろん、医者や弁護士のような重要な国家資格ではないし、取ってからといって、急に偉くなるわけではありません
資格はあくまでスタートであり、大切なのは取ってからなのは当然なのはわかってます
でも、これら二つの資格には葬祭師として、納棺士として、とても大切な考え、知識、経験が集約されているわけです
私は資格を取るだけじゃなく、こういう大切なものを学べたことも大きな財産になっているのです
だからこそ、誇りに思ってるし、真の葬祭師とは、納棺士とはと、学んだことを元に追求し続けてるわけです
今更、いう事でもないのですけどね
2026.1.19 納棺士としての矜持
納棺士をしていると、時に真価を問われる施行に出会うこともあります
ご葬家の中に、その道の専門家がいるケースです
納棺士の業務には、ご遺体処置、着せ替え、顔剃り、ヘアカット、ヘアセット、お化粧などがあり、、医者や看護師、着付け、理容師、美容師など、その道の専門家と技術が被る部分もあります
私は常々、後輩納棺士たちには、たとえその道の専門家の人がご遺族にいても、我々が担当する部分に関しては、彼ら、彼女らに納得していただけるレベルでなくてはいけないとと言っています
先日も、大学病院の役職が高い看護師で、とてもこだわりの強い方と、処置を巡り、少し意見の相違があり、理解をしていただく為、色々と話をさせていただいたことがありましたが、結果的に、私の処置をとても評価していただき、その後はスムーズに事が運ぶということがありました
並の納棺士と言っては失礼ですが、普通の納棺士だと、相手が専門家ということで、ただ言われるまま、何もできなかったかもしれません
私は、故人の為に、たとえ相手が専門家であったとしても、納棺士として絶対に引いてはいけない一線があるとの信念を持っています
そして、その一線を守る事で、その瞬間は私に対する心象は一時的に悪くなっても、結果的にご遺族に絶対に満足していただけるという、自信をも持っています
ストレス、プレッシャーは大きいですが、そのリスクを覚悟し、施行をやり切る矜持こそが真の納棺士に必要だと考えています
まだまだ長い修行の道ではありますが、これからも最高を目指して努力します
2026.1.1 明けましておめでとうございます
2026年、令和8年が始まりました
2024年までは特殊契約のような形で最低限の保証を得ながら運営しておりましたが、昨年、2025年から完全に納棺・葬祭サポートのみで事業を行うことになったため、最初の頃は仕事が入らないとかなりビビってました笑
なんとか無事に1年を過ごせたのと、吹っ切れたというか、いけるところまで行こうという心理にようやくなったので、今年も邁進していこうと思います
よろしくお願いいたします