2023.01.16 納棺士になるために①
2022.10.03の連載でも書きましたが、様々な理由から納棺士になることを決断したのですが、どうしたらなれるのか?という部分に於いては最初は手探り状態でした
納棺会社に転職するのが手っ取り早いのでしょうが、私のような人間を雇ってくれるのだろうか?という不安もありました
遺体処置の為に看護師、ヘアカットや髭剃りは床屋、ヘアセットやお化粧は美容師など、それぞれの業界に勤めることを検討したり、当時の古巣に出入りしていた個人の業者の人にお金を払って教えてもらうや、短期処置セミナーみたいなものに参加するなども考えましたが、なかなか決定打が見つかりませんでした
そんな中で、ある時、当時、古巣に出入りしていた業者の一つが「おくりびと」を名乗っていたなと、ふと、なんとなく検索をかけたところ、おくりびとアカデミーという、納棺士を養成する学校の存在を知ることになりました
ここだ!と思った私は早速資料請求をしました
程なくして、資料が届きいろいろと読みながらも、半年という期間の長さに躊躇してしまう自分もいて、行きたいのだが、東京で半年暮らす為の予算や、会社との関係をどうするか、妻にはどう説明するのか等、不安と行きたい気持ちの狭間で相当悩みました
ただし、最初の資料請求をした時点では予算が足りなかったこと、翌年は地元町会の役が回ってくることもあり、それが落ち着くまでは一旦棚上げし、それでも思いが消えなければまたその時考えることにしました
2年後、結果的に思いは消えなかったため、行くことになるわけですが、その為に、かなり大きな決断をすることになったわけです・・・