2024.06.23 納棺士になるために④ ホームシック
最初の頃は授業に参加する以外することが無かったこともあり、とてつもない孤独に襲われていました
仕事も辞めている事もあり、お金はほぼ使わないようにしていたため、何も無いときには気分転換に周辺を散歩する程度で、殆ど、マンションに引きこもってました
孤独のつらさに加え、収入が無く、どんどん資産が目減りする焦燥感もあり、ついに、まさかのホームシックにかかってしまいました
プロ野球などで助っ人外国人選手がそうなったと聞いたときには、無責任にも契約を遂行することを求めていたものでしたが、このような心理なら仕方がないかもしれないと思うほどでした
帰っても怒られないとは思いましたが、ここで撤退することは、全てを捨てて、自身にとって大金をはたいて排水の陣でここに来た意味が無くなるから負けるわけにはいかないと、自身に発破をかける為に、いろいろと対策を取りました
今思えば病的ではありますが、思いついたポジティブな言葉を紙に書いて壁に貼り付けまくる、少しでも今後の自分に役に立ちそうな通信講座を受けるなど、思いつく限りの孤独を埋める行動に取り組みました
過去の通信講座で完遂できたものは無かったのですが、このときの講座に関しては無事に終了したので、それはそれでプラスになったと思います
週末の休みの日には夜行バスで三重県に帰ってはいたのですが、近所の汚いドブ川すらいとおしく見える程でしたので相当病んでいたのだと思います
2ヶ月ぐらいその状況が続きましたが、少しずつ慣れてきたのと、湯灌のバイトをするようになり、少しずつ紛れるようにはなってきたわけです